黒人が語る「日本人はセックスが足りない」

セクシュアリティの研究にニューヨーク滞在中の筆者がハーレムのスタジオミュージアムのフィルム上映会を見に行った時のこと。路上で、セクシーというか、どぎついというか、日本ではまず 見た事のないようなアート作品を描いて販売している黒人男性に出会った。

その日見たのは「6 Things I Never Told You(語られなかった6つの事)」で、説明には「セックスのパワー、恐れ、センシュアリティ、親密さ、忠実さ、絆、愛についての黒人の複雑さとシネマ の可能性を探る」とあった。

これはてっきりかなり濃厚なドキュメンタリーかと思ったのだが、実はスパイク.リーの処女作「シーズ.ゴッタ.ハブ.イット」のような実験的なフィルムあり、日常の断片的なフィルムだったり で、期待は外れた。

しかし、TVを修理に来た若い男性がちゃっかりお風呂に入って人妻を誘惑したり、夫がいながら彼が盲目なのをいい事に大胆に浮気をする妻、親友の恋人に愛していると告白したり、はるか年下 の男性をお金で買ったりという、セックスがらみの短編映画であった。

上映中には、「ある、ある、ある」といった感じの笑いが始終黒人の観客の中から巻き起こったため、こちらでもありがちな事なのだろうと察することができた。
6人のディレクターのひとり、ステイシーさんに聞くと、セックス的にポジティブであるというのは黒人の文化の一部だろうという事だった。
路上販売の中年黒人男性のアーチストに日本の少子化が深刻であると話したところ、即座に「セックスが足りないね、社会的なプレッシャーだ」と鋭いところを衝く。

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